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ミカタイムズvol.3(2017年3月号)

 
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JICAが主催する<グローバル教育コンクール2016>にて代表の糀がこれまで行ってきた開発教育や国際理解教育の敷居を下げるための取り組みについてまとめ、応募させていただいたところ、グローバル教育取り組み部門の「佳作」に入賞しました。 応募した作品のタイトルは『朝の「10分間」開発教育のススメー365日世界一周の旅ー』です。これは、多忙を極める学校現場に寄り添う形で、どのような開発教育なら実施できるだろうかと考えた末、朝の10分間読書活動にヒントを得て、隙間時間ならもしかしたら使えるのではないかと思いついたものです。 2月26日にJICA地球ひろばで行われた授賞式に出席し、他の受賞者と開発教育を普及させるためのアイデアや、これまでの実践事例などについての情報交換をしました。全体の講評として「グローバル教育コンクールは新たな局面にきた。これまでは既存の教材を用いた取り組みが主だったが、今回は独自の取り組みが多くみられた」とまとめられており、その中でミカタの取り組みについても少しですが言及していただくことができました。  また、2月11日は中間市の教職員を対象に研修を実施しました。雪のちらつく寒い日であったにもかかわらず、研修に足を運ぶ熱心な先生方で教室は白熱しました。実は中間市の先生からは二度目の依頼で、こちらの研修の面白いところは「現場の先生の思い」でできているところです。「誰かから与えられる研修に愚痴を言うまい、それならば自分たちで受けたい授業を作ろう」と言う強い思いで実現している学習会のようなスタイルはミカタの定例会に似たスピリッツを感じるところです。そして、前回の研修後に「もっと学びたい」と思って再度依頼してくださった先生の思いに応えるためにミカタが用意したのは定番のフォトランゲージ。落とし所に苦心しながらも時間いっぱい学ぶ先生方の姿がそこにありました。  「このフォトランゲージの手法は美術の鑑賞教育にもつながるものがある」  これは参加していた美術の先生の言葉です。  次期学習指導要領改訂案の中では「教科等横断的」なカリキュラムの重要性が示されていますが、フォトランゲージの手法はあらゆる教科等で活用できるスキルです。物語文の挿し絵を読む際にスキルを応用してもいいですし、地理の学習の導入時にフォトランゲージを実施するのも有効でしょう。  フォトランゲージの手法の汎用性に改めて気付かされた、先生の言葉でした。こちらが学ぶことも多く、今後も可能であれば続けていきたい事業であると感じました。  保育園申請に落ちました。自分のキャリアを大事に したい、働かざるを得ないお母さんたちがたくさん いる一方で、それを支える社会の基盤が整っていない ことに強い憤りを感じています。  スウェーデンでは、女性議員が40%を上回っており子育てに対する要望が議会で通りやすいと聞きます。また深刻な待機児童問題を抱えていたノルウェーも、2009年には「1-5歳の全ての子どもが保育所に通える」法律を定め、待機児童はほぼゼロになり、なんとデンマークでは「待機児童」という言葉が存在しないとか。 北欧の高い福祉施策の裏には「子どもを社会で育てる」という意識があるように思います。  日本をお母さんにも子どもにもやさしい社会にするために私ができることは何だろうか。そんなことを考えながら毎日の子育てに勤しんでいます。

 

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